「幽玄」とは、物の始まり。
花の蕾が開く瞬間。
月が地平線より現れる瞬間。
その一瞬だけの、有り得ない美しさのこと。
 
「幽玄」は、「スユ」という短い時間の中に消滅し、刹那に「侘び」が訪れる。
 
「侘び」とは、繰り返し。
手垢にまみれ、黒光りするようになった欄干。
何度も開くうちに、ぼろぼろになってしまった本。
時間の経過。
 
そして「侘び」の世界はやがて収束し、最後に「寂び」が訪れる。
 
「寂び」とは、終焉。
花はやがて儚く散る。
本はやがて無残に壊れる。
必ず訪れる終焉の時。
 
「幽玄」、「侘び」、「寂び」。
今、そこにある美しさだけではなく、「始まり」、「終わり」、を感じること。
それが日本独特の美意識。

などと語ってみたくなるときがある。なにせ日記名が「雪の降る境内」なんてキザな名前なものですから。

ふと思い立ってこれをバトン風にしてみた。

名づけて「侘び寂びバトン」。では私が軽く流してみよう。

1:あなたにとって幽玄とは?

(例)女性のスカートがめくれる瞬間。

2:あなたにとって侘びとは?

(例)公園に落ちてる所々ページが張り付いてめくれないカピカピになっているエロ本。

3:あなたにとって寂びとは?

(例)相手に振られたとき。パソコンが逝っちゃったとき。

4:最後に、あなたの思う日本独特の美意識は?

(例)黒髪で長髪。あと巫女服とか。

こんな感じで回答してください。

なにせ模範解答が下ネタですから(汗
遠慮は不要ですよ。

欲しい人は誰でもどうぞ〜。

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